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桃ノ木川の旅

2017年10月10日

弊社のすぐそばを流れる「桃ノ木川」。
毎日、川沿いの道を通って通勤している社員も沢山います。
身近にある桃ノ木川ですが、どんな川なのか知らないなぁと思い、調べてみました。

まず驚いたのは、桃ノ木川は自然河川ではなく、「利根川を分流する農業用水路」だということです。
その水源は昭和村の綾戸ダムであり、渋川市の佐久発電所に導水して電気を起し、その放流水を桃ノ木川と広瀬川に取り入れているそうです。
前橋市のシンボルである広瀬川と兄弟川なんですね。

桃ノ木川の長さはたったの15kmですが、農業用水として前橋市東部の広大な田園を潤し、そこから幾筋もの分水・合流を繰り返して、弊社の近くで広瀬川と合流します。
広瀬川と合流した後は、下流域を網の目のように分流合流を繰り返して農業用水の使命を果たし、最終的には伊勢崎市境平塚で利根川に帰還します。
通勤時に何気なく見ていた桃ノ木川が、実は電気を起し、農業用水として田園を潤す旅を終えてきたのだと思うと、いつもの風景が一味違って見えます。

私たちの生活になくてはならない桃ノ木川ですが、生き物たちにとっても心地良い場所を作ってくれているようです。
つい先日、弊社内にオニヤンマが入ってきました。珍しい来客に、発見した社員達もびっくりしたようです。
また、土手の草むらにはキジが潜んでいることもあるんですよ。
何かとせわしない現代社会において、自然を身近に感じられる環境で仕事をできるのは有難いことだと思います。
川に沿ってサイクリングロードが整備されていますので、川の流れや自然豊かな風景に癒されてみるのも良いかもしれません。

春になると、川沿いに桜、菜の花、ムラサキダイコンの花が満開になります。
今の時期とはまた違ったカラフルな景色に変身しますので、またブログでご紹介したいと思います。(A.K)

赤城山と桃の木川 桃の木川と名峰赤城山
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