雨は天敵
2018年07月19日
今年は例年より早く梅雨明けしてしまいましたが、これからの季節は台風や突然の「ゲリラ雷雨」など、まだまだ雨に悩まされる季節が続きそうです。
私たち印刷会社の営業スタッフにとって、雨は本当に困ります。車での移動が多いため、雨による交通渋滞でスケジュールが乱れてしまいがちです。また、視界も悪くなり普段より運転に神経を使わないといけません。
最も気をつけなくてはならないのが、印刷物をお客様に納品する時です。
弊社が取り扱う印刷物のほとんどは(当たり前ですが)紙でできています。印刷物が雨に濡れないか、細心の注意を払いながら納品をしないといけません。お客様と一緒に作り上げた製品が、いちばん最後の作業で満足いかない状態になってしまっては元も子もなくなりますからね。
印刷物にとって、言いかえれば一般的な用紙にとって、雨は天敵なのです。
そんな天敵である雨に対抗する、頼もしい印刷用紙がいくつかあります。
その代表的な用紙のひとつが「ユポ紙」です。特長として、水に濡れても強度の低下や形状の変化がほとんどないなど耐水性に優れています。また、引っ張りや折り曲げなど衝撃にも高い耐性があります。屋外に掲示される選挙用ポスター等に頻繁に使用されています。
そのほか、「レインガード」(名前だけでも雨に強そうですよね!)という用紙は、屋外の水に濡れる場所でも使用できるように開発された製品です。アウトドアレジャー用の説明書やガイドパンフ、屋外スポーツの記録用紙等に使われています。また、「ポエム」という用紙は、表面に薬品を塗布し高い耐水性を持たせています。包装紙や掲示用ポップ、地図等に使用されています。
今回は雨をテーマにお話しましたが、その他、さまざまな場面に特化した用紙があります。ご相談いただければ、用途に応じた印刷方法・用紙をご提案させていただきます。お気軽にお問い合わせください。(K.M)